ライオンと魚の不思議な融合!マーライオンの誕生と由来

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「マーライオン」とは、シンガポールの象徴的存在であり、その独特の外観から多くの人々に愛されています。しかし、その歴史や由来、謎についてはまだまだ知られていない部分が多くあります。今回は、そんなマーライオンについて詳しく解説し、その謎に迫ります。

目次

シンガポールの象徴的存在マーライオンとは?

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マーライオンとは、シンガポールの象徴的存在である像のことです。シンガポールの中心部にあるマリーナベイに位置しており、高さは8.6メートル、重さは70トンあります。マーライオンの口からは、水が噴き出す光景が見られ、特に夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。シンガポール川沿いのマーライオン公園にあるものが有名です。

マーライオンは、1964年にシンガポールの市章として制定されました。市章には、ライオンの頭が描かれていましたが、その後市章に魚の体が追加され、マーライオンというシンボルが生まれました。シンガポールが独立する際に、新しい市章となりました。シンガポールの誇りとして、また国を象徴するものとして、国内外から多くの人々に愛されています。

マーライオンは、シンガポールの中心部にあるマリーナベイに位置しており、高さは8.6メートル、重さは70トンあります。マーライオンの口からは、水が噴き出す光景が見られ、特に夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。

マーライオンの誕生秘話

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マーライオンの誕生は、シンガポールの歴史に深く根付いています。伝説によると、かつてシンガポールの地を目指し航海していた王族サン・ニラ・ウタマは荒れ狂う海に直面し、海に自らの王冠を投げ込んだところ、奇跡的に海が静まりシンガポールに上陸することができたと言われています。

彼らがシンガポール上陸に成功するとどこからかライオンが現れ、シンガポールの地を統治することを認めて立ち去ったと言われています。この出来事により、ライオンはシンガポールの象徴として描かれることになりました。

また、古代都市テマセック(ジャワ語で「海」)と呼ばれていたシンガポールは、古来より海洋国家として栄え、海に恵まれた自然環境がその豊かな歴史を支えてきました。この海洋国家のイメージをライオンに掛け合わせ、下半身が魚の形をしたマーライオンが誕生したとされています。

この地を統治することを許されたサン・ニラ・ウタマは、この地を「ライオンの都市」という意味の「Singapura(シンガプーラ)」と名付け、マーライオンを国の守り神として祭ったとされています。しかし、実際にはシンガポールにはライオンは生息しておらず、当時彼らが見たのは虎だったとも言われています。この伝説はシンガポールの歴史や文化における象徴的な物語として受け継がれています。

マーライオンという名前の由来

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マーライオンは、シンガポールの象徴的存在であり、Mermaid(人魚)とLion(ライオン)という英語の単語を組み合わせて作られた造語です。Mermaidのmaidの部分をlionに置き換えたことで、海洋国家としてかつてより栄えたシンガポールの文化や歴史を象徴する名前となりました。

フランス語のmer(海)と英語のLion(ライオン)という2つの単語がかけあわさった言葉がマーライオンの由来になったと誤解されることもあります。実際に、シンガポールは英語が公用語となっており、ヨーロッパの言語としては英語以外はあまり通用しません。

マーライオンに会いに行こう

シンガポールの代表的なシンボルとして知られるマーライオン。その存在感は、シンガポールの街並みに溶け込んでいます。マーライオン公園からは、シンガポールのオフィスビル群を背景に、美しい夕日を見ることもできます。ぜひ、シンガポールを訪れた際には、マーライオン公園に足を運んで、その美しさを体感してみてはいかがでしょうか。

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