エラワンの滝は、タイのカンチャナブリーに位置するエラワン国立公園内にある、美しい滝です。この滝はタイで最も美しいと評され、バンコクから日帰り旅行でも訪れることができる人気の観光スポットです。エラワンの滝では、トレッキングを楽しむこともできますし、天然のドクターフィッシュに触れ合うこともできます。訪れる人々が楽しめるアクティビティがたくさんあります。この記事では、エラワンの滝への行き方や楽しみ方について、詳しく解説しています。ぜひこの記事を参考にして、エラワンの滝への旅を計画してみてください。
エラワンの滝について
タイのカンチャナブリーにあるエラワンの滝は、タイで最も美しい滝として知られ、世界中から観光客が訪れる注目のスポットです。
エラワンの滝は、全長1,500メートルで7つの段階に分かれています。それぞれの段階によって、水遊びを楽しめたり、エメラルドグリーンの滝壺を見たり、迫力ある滝を眺めたりと、多彩な魅力があります。
この滝の美しさの理由は、水に溶ける有機物の含有量が少なく、日光の角度により藻や苔が生えにくい環境にあることにあります。そのため、水は透き通ったターコイズブルーからエメラルドグリーンの美しい色合いを保っています。
ちなみに、「エラワン」の名前は、水の流れが似ているとされるエラワン象(3頭の象を模したタイの神話上の象)に由来しているそうです。
エラワンの滝のアクセス
カンチャナブリーにあるエラワンの滝ですが、実はバンコクから日帰り旅行で訪れることができます。バンコクからエラワンの滝への行き方は、電車やバス、タクシー、現地ツアーなど4つの方法があります。
一般的な行き方は、トンブリー駅を出発し、カンチャナブリー駅で下車した後、8170番のエラワン国立公園行きバスに乗り換えます。電車は1日2便運行され、所要時間は約2時間半で運賃は片道100バーツ、バスは50分間隔で運行され、所要時間は約1時間半で運賃は片道50バーツです。
移動が不安な場合は、現地ツアーを利用するのも良いでしょう。エラワンの滝だけでなく、カンチャナブリーの他の観光スポットもまとめて回ることができるので、時間の限られた旅行を存分に楽しめるのでおすすめです。
エラワンの滝の見どころ
ここでは、タイで最も美しい滝と称されるエラワンの滝の見所と楽しみ方について、3つご紹介します。特に、エメラルドグリーンの美しさは必見です!
トレッキング
エラワンの滝は、トレッキングが楽しめる人気スポットです。エラワン国立公園の駐車場から1番上の滝までの1.5kmの道のりをトレッキングするのが一般的です。個人差はありますが、基本的に1時間半ほどで一番上の滝まで到着できます。
エラワンの滝でトレッキングをする際には、滑りにくく歩きやすい靴を履くのがおすすめです。林の中を通過することがあるため、サンダルではなくスニーカーなどが適しています。特に雨季(6月~10月)や雨の後は、足元がぬかるんでいるため滑りやすくなるので注意が必要です。
虫除けスプレーや水分補給のための飲み物などの持参も忘れずにしましょう。
ドクターフィッシュ
エラワンの滝で、自然と触れ合いながらドクターフィッシュのケアを体験できます。ドクターフィッシュは、人間の古い角質を食べるため、皮膚のマッサージやピーリングの効果が期待できます。
通常、日本でドクターフィッシュの体験をするにはお金を払う必要がありますが、エラワンの滝では自然に生息するドクターフィッシュに、好きなだけ時間をかけてケアをしてもらえます。
エラワンの滝のドクターフィッシュは、日本のものよりも大きいですが、痛みを感じることはほとんどありませんので、ご安心ください。
水遊び
エラワンの滝には、エメラルドグリーンの滝壺で水遊びが楽しめる場所があります。特におすすめなのは、1つ目の滝ライクンラン(Lai Khuen Rang)から2つ目の滝ワンマチャー(Wang Macha)までの間です。タイ人の家族連れはもちろん、海外からの観光客も、エメラルドグリーンの滝壺でトレッキングの疲れを癒しています。
水遊びをするためには、着替えが必要になるので、忘れずに持参しましょう。水着の上に着る洋服は必要ですが、トレッキング中も衣服を着用するため、着替えは必需品です。また、水遊びの際には、ビキニなど露出度の高い水着は禁止されているので注意してください。
エラワンの滝周辺の観光スポット
カンチャナブリーには、エラワンの滝と一緒に訪れたいおすすめの観光スポットもあります。
旧泰緬鉄道&クウェー川鉄橋
カンチャナブリーは、多くの観光名所があるタイの地域の中でも、特に歴史的な魅力を持った場所として知られています。その中でも、旧泰緬鉄道とクウェー川鉄橋は、必見の観光スポットです。
旧泰緬鉄道は、かつて日本軍が主導したタイからミャンマーまでの鉄道路線の一部であり、その歴史的な価値から、多くの人々が訪れる場所となっています。また、クウェー川にかかる鉄橋の一部は、映画『戦場にかける橋』でも有名になり、タイではこの橋を指して「クウェー川鉄橋」と呼ばれています。
この鉄橋は、全長333メートルにも及ぶ長大な構造物であり、徒歩で渡ることができます。橋の上からは、美しい自然に囲まれた景色を楽しむことができ、電車が警笛を鳴らしながら走る迫力ある光景も見ることができます。
電車が通過するときには、橋には退避スポットが用意されているので、安心して見物を楽しむことができます。カンチャナブリーに訪れた際には、旧泰緬鉄道とクウェー川鉄橋を訪れ、歴史的な魅力と迫力満点の風景を体験してみてください。
JEATH戦争博物館
JEATH戦争博物館は、第二次世界大戦中の日本軍の捕虜収容所を再現した博物館です。捕虜たちは、泰緬鉄道の建設に携わっていました。
竹で作られた小屋は、当時の捕虜たちが住んでいた建物を再現しています。建物内には、日本軍が使用した剣や銃などの武器類や、捕虜たちが残したスケッチなどが展示されています。ここでは、当時の捕虜たちがどのような環境で生活していたかを知ることができます。戦争博物館に興味がある方は、ぜひ訪れてみてください。
エラワンの滝に行こう
タイで最も美しいと言われるエラワンの滝は、バンコクから片道4時間の距離に位置し、朝に出発すれば日帰りで訪れることも可能です。エラワンの滝は、トレッキングや天然のドクターフィッシュ、水遊びなど、さまざまな楽しみ方ができるスポットです。エラワンの滝での素晴らしい体験は、あなたのタイ旅行を一層素晴らしいものにしてくれることでしょう。