アンコール・ワットでの朝日は、一生に一度は見たいと思う絶景のひとつでしょう。世界中からたくさんの観光客が、早朝に寺院を訪れて日の出を迎えます。神秘的な雰囲気に包まれたアンコール・ワットは、朝の光とともに美しさを一層増します。朝だけの特別な時間を存分にお楽しみください。
アンコール・ワットの日の出時間は?
アンコール・ワットでの朝日鑑賞は、何時から始めればよいのか気になるところですよね。しかし、日の出の時間は季節や時期によって異なるため、一概に何時とは言えません。 実際、早い時期と遅い時期では約1時間もの差があることがあります。最も日の出が早いのは6月で、最も遅いのは2月とされています。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
06:20 | 06:25 | 06:20 | 06:00 | 05:40 | 05:35 | 05:40 | 05:45 | 05:50 | 05:55 | 06:00 | 06:10 |
アンコール・ワットでの朝日鑑賞と聞くと、頭上に昇る朝日の美しい瞬間を想像する方もいるかもしれません。しかし、実際の鑑賞は短い瞬間だけで終わるものではありません。 早朝の暗い時間に現地に到着し、徐々に明るくなる空を見上げながら、最後に朝日が昇る瞬間を迎えます。このすべての流れが、アンコール・ワットでの朝日鑑賞の醍醐味なのです。
おすすめの出発時間
アンコール・ワットでの朝日鑑賞の平均的な出発時間は朝5時です。ただし、日の出の時間が早い5月~10月などは、朝4時半から5時までに出発する必要があることもあります。朝日鑑賞の1時間半~1時間前に現地に到着することをおすすめします。
また、当日チケットを購入する場合や、駐車場から朝日鑑賞スポットまで徒歩で移動する場合は、余分な時間を見ておくことが必要です。団体ツアーに参加する場合は、早朝4時頃からお迎えされることがあるため、事前に確認しておくことが大切です。
アンコール・ワットの朝日鑑賞には約2時間程度の時間が必要です。一般的には朝5時に出発し、朝7時ごろにはホテルに戻ることが多いです。朝日を見た後は、人の少ないうちにアンコール・ワット内部を見学する方もいます。観光シーズン中は日中は非常に混雑しているため、内部をゆっくりと見ることができないことがあります。一方、朝日鑑賞後は人が少なく、ストレスを感じることなく内部を見学できるので、より充実した観光を楽しめます。また、朝の時間帯は気温もまだ高くないため、快適に観光を楽しむことができます。
持っていくと良いもの
懐中電灯
アンコール・ワットでの朝日鑑賞に出かける際には、必ず懐中電灯または手持ちのライトを持参しましょう。出発する時間帯はまだ真っ暗で、日の出前の遺跡周辺は足元が不安定な地形や段差、階段などが多く存在します。そのため、足元を照らせるようにライトを用意することが重要です。
スマートフォンのライトを利用する場合は、事前に充電しておくことも忘れずに。また、月も見えるため、自然の光を利用することもできますが、十分な明るさにはならないため、念のために懐中電灯を持参することをおすすめします。
薄手のジャケット
朝のアンコール・ワットは、季節によっては肌寒いこともあります。日の出前は気温が下がり、トゥクトゥクなどで直接風があたる場合は寒く感じることもあるため、薄手のジャケットや羽織るものを準備すると安心です。
虫除けグッズ
周辺には草むらや水辺など、蚊が発生する可能性がある場所があります。そのため、虫よけスプレーや虫除けグッズなどを用意することをおすすめします。待ち時間が長くなる場合があるので、虫に刺されないように予防策を取っておくことが大切です。
雨具
朝日鑑賞に出かける前に天気予報を確認し、雨の可能性がある場合は折り畳み傘を持っていくことをおすすめします。特に雨季の時期は天候が不安定で、日の出前に雨が降ることもあります。傘を持っていくことで、雨に濡れたり風邪を引いたりするリスクを減らすことができます。快適な朝日鑑賞を楽しむために、折りたたみ傘やレインコートは必需品の一つとなります。
自撮り棒
朝日鑑賞のハイシーズンには、多くの観光客が集まり、写真スポットは大勢の人で賑わいます。人ごみの中で自分の撮影スペースを確保するのは困難ですが、自撮り棒を持っていけば、よりスムーズに撮影できるでしょう。
注意した方がいいこと
入場チケットの購入
朝日を見るためには、アンコール・ワットへの入場券である「アンコールパス」が必要です。チケットはアンコール遺跡群内の1か所のチケットオフィスでしか購入できず、営業時間は朝5時から夕方5時30分までとなっています。朝日鑑賞の当日早朝にチケットを購入することも可能ですが、前日の夕方に翌日分のチケットが販売されるので、余裕を持って朝日鑑賞に出発するためには前日に購入することをおすすめします。チケットの購入には、現金(USドル)やクレジットカード(VISA, MASTER, JCBなど)が使用できます。チケット窓口はたくさんありますが、特に1日券を購入する人が多いため、ハイシーズンは列ができることがあります。朝日鑑賞のためには、入場券を忘れずに準備しましょう。
種類 | 料金 |
---|---|
1日券 | USD37 |
3日券 | USD62 |
7日券 | USD72 |
落とし物に気をつける
朝日鑑賞へ向かう際は、トゥクトゥクの揺れや暗い環境下での荷物の取り出しやしまいによる紛失が起こりやすいため、落し物に注意しましょう。特に朝早くの移動は眠気もあって注意力が散漫になりがちです。チケットなどの貴重品はしっかりとポケットにしまって、必要に応じて身につけるようにしましょう。また、もしもの場合に備えて大切な情報をバックアップすることもおすすめです。
スリに気をつける
アンコール・ワットでは、スリ被害が起こる可能性があります。特に朝日を待機している時間は日の出前ですので、真っ暗闇です。鑑賞スポットや周辺地域は、多くの観光客が集まるため、スリの標的になりやすくなっています。特に、カメラや財布など貴重品には注意が必要です。防止策としては、財布やカメラは身につけたり、背中側にしたりするなど、目立たないようにすることが大切です。
迷子にならないように気をつける
アンコール・ワット朝日鑑賞は駐車場や鑑賞スポットが非常に混雑します。アンコール・ワットの池の前などでは、人がたくさん集まります。そのため、どのドライバーやガイドが自分の案内担当なのかわからなくなることがありますし、ガイドやドライバーが見つからなくなることもあります。現地のSIMを購入している場合は、連絡先を交換しておくと便利です。また、ツアーに参加する場合は、ツアー会社の連絡先をメモしておき、はぐれてしまっても合流できるように準備しましょう。
行き方
トゥクトゥクをチャーターして行く
個人でアンコール・ワットの朝日鑑賞に行く際は、トゥクトゥクチャーターが一般的です。ただし、当日に依頼するとすでに出発していたり、予約済みのドライバーが多いため、前日までに依頼しておくことをおすすめします。ホテルや旅行会社を通じて手配する方法もありますが、交渉して直接依頼する方法もあります。移動中は風が冷たく肌寒い場合があるため、上着を用意しておくとよいでしょう。トゥクトゥクの料金は、朝日鑑賞の往復で約USD10程度が相場です。安全な移動のためにも、事前にドライバーとの約束を取り付けると安心です。
自転車で行く
アンコール・ワットでの朝日鑑賞は、自転車でも楽しむことができます。 道に迷わないようにしっかりと道順を確認して、余裕を持って出発することが望ましいです。 前日までに自転車のレンタルをしておくと安心です。ライトが正しく点灯し、ヘルメットなど必要なものが揃っていることを確認してください。 また、肌寒く感じることもあるため、上着を着用して出かけることをおすすめします。
ツアーで行く
ツアーに参加する場合は前日までに予約が必要です。ガイド付きツアーでは、おすすめの写真スポットやアンコール・ワットの解説があるため、より充実した時間を過ごすことができます。
団体ツアーでは、複数のホテルを巡ってから出発することもあるため、通常の出発時間より早いお迎え時間を指定されることがあります。自分のペースで楽しみたい場合は、プライベートツアーを利用することをおすすめします。プライベートツアーでは、自分の希望に合わせて出発時間や観光スポットを選ぶことができます。
アンコール・ワットで朝日を見よう
アンコール・ワットは、世界的にも有名な観光スポットです。朝日が昇る前から多くの人々が集まり、その感動的な瞬間を見るために待ちます。そんな貴重な体験をぜひ体験してみてください。美しい景色に包まれ、心に残る旅の思い出を作ることができるはずです。アンコール・ワットで朝日鑑賞することで、普段とは違う素晴らしい世界を見つけることができます。ぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。