ぜひ行ってみたい！カンボジア・クメール幻の5大遺跡

2023年6月28日

URLをコピーしました！

カンボジアのジャングルに静かに立ち並ぶクメールの遺跡群は、世界遺産のアンコール遺跡群を取り囲んでいます。その中でも特に規模の大きな５つの遺跡は、「クメール幻の５大遺跡」として知られています。魅力的な幻の5大遺跡を紹介し、各遺跡の歴史や見どころを詳しく解説しています。クメール王朝の魅力に触れ、未知の世界を探索してみませんか？

サンボー・プレイクック

アンコール地域に都が移る以前の６世紀から９世紀にかけて栄えたチェンラーは、古代カンボジアの大国でした。チェンラー時代の大遺跡群が、サンボール・プレイクックです。

サンボール・プレイクックの遺跡は、ほとんどがレンガ造りで構成されており、ベトナムのチャンパ遺跡に雰囲気が似ていると言われています。レンガ造りの祠堂が多数残り、その中でも美しいレリーフが刻まれた「空中宮殿」は、必見のスポットです。

また、タプロムに匹敵するほど木々に侵食された遺跡もあり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。サンボール・プレイクックは、チェンラー時代の文化と歴史を感じられる貴重な遺跡群であり、多くの観光客にとって魅力的な観光スポットとなっています。

バンテアイ・チュマール

「幻の千手観音」で知られるバンテアイ･チュマールは、12世紀末に宇宙の中心バイヨンを建立したジャヤバルマン7世によって建てられた寺院です。

環濠に囲まれたバンテアイ（砦）は、シェムリアップのアンコール・トムやコンポン・スヴァイのグレート・プリア・カンと同様に巨大で、その存在感に圧倒されます。「こんな場所に、まだこんな素晴らしい遺跡が残っていたのか…」と驚かされます。

盗掘にあい、崩れている部分もあるものの、バイヨン同様にすばらしいレリーフが残されており、巨大な四面仏像もあります。バンテアイ･チュマールは、古代カンボジアの芸術と文化に触れることができる貴重な遺跡であり、多くの観光客にとって不朽の魅力を持つ観光スポットとなっています。

大プレアカーン

大プレアカーンは、アンコール遺跡群の中でも最も新しい遺跡であり、近年、一般の観光客が訪れることができるようになりました。アンコール・トムの中にあるプレアカーンと区別して「プレアカーン・コンポン・スヴァイ」と呼ばれています。

この巨大な寺院は、アンコールワットの４倍の広さを誇り、12世紀後半にジャヤバルマン7世によって建設された仏教寺院の１つです。バライや堂塔には、迫力あるガルーダや象のレリーフが刻まれており、プラサート・トゥコル（メボン）・四面仏顔塔など、見どころがたくさんあります。ただ、遺跡は荒れ果てているため、訪れる際には注意が必要です。