孵化直前のアヒルの卵!カンボジアで大人気のポンティアコーンを食べよう

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東南アジアで食べられているゲテモノ「ポンティアコーン」。なかなかのグロテスクな見た目の食べ物ですが、味わってみると意外なことに美味しいんです。現地では国民食とも言われるほど人気があり、一度は食べてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。ただし、日本ではまだあまり知られていないため、入手が難しいかもしれません。この記事では、ポンティアコーンについて紹介します。

目次

ポンティアコーンはカンボジアの国民食

ポンティアコーンは、東南アジアで広く食べられている、孵化直前のアヒルの卵をゆでた料理です。ナイトマーケットの屋台などで手軽に入手できます。アヒルの卵ではなく、ウズラの卵も使用されることがあります。ポンティアコーンは、殻を割って中身を食べます卵を直立させてスプーンで殻を叩き、塩コショウ、ライム、香草と一緒に味わいます。

フィリピンでは「バロット」、ベトナムでは「チュヴィロン」もしくは「ホヴィロン」と呼ばれています。カンボジアでは、「ポーンティアコーン」と呼ばれています。クメール語で「ポン」は卵、「ティア」はアヒル、「コーン」は子供を意味します。「アヒルの子供の卵」という、食べ物そのままの名前となります。

ポンティアコーンは、カンボジアの国民的な食べ物であり、その特徴的な食感と風味から、軽食やおやつにぴったりです。同僚たちとの小休憩や、仕事帰りの軽食として、よく食べられています。実際、1個だけでは飽き足らず、2〜3個も平気で食べる人も多いです。

ポンティアコーンは栄養たっぷり

ポンティアコーンは、栄養価が高く、滋養強壮に効果的な食べ物として、カンボジアの人々に親しまれています。特に風邪を引いた際には、その栄養素を摂取して体力を回復するため、頻繁に食べられます。また、旅行者が寺院巡りなどで歩き回って疲れた身体を癒すためにも、ぴったりの食べ物と言えます。

ポンティアコーンはどこで買える?

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ポンティアコーンを食べるには、現地のローカル屋台に行くのがオススメです。レストランではなく、路地裏に軒を連ねる屋台で見つけることができます。英語のメニューは用意されていないので、店先に並ぶ卵をチェックすることがポイントです。

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温められた卵があれば、それがポンティアコーンの可能性が高いです。1個あたりの価格は、約1500リエル(約40円)程度です。ローカル屋台はどこか怖くて不安だという方は、トゥクトゥクのドライバーに尋ねると、近くのお店を教えてもらえますよ。

ポンティアコーンはどうやって食べる?

卵の殻を割る

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お店でポンティアコーンを注文すると、ライムやニンニク、そして特性ソースにハーブなどが添えられます。また、小さな器のようなものが出てきます。まずはこの器に。卵を尖った方を下にして立てます。そして、スプーンの裏でコンコンと上部をたたいて殻を割っていきます。一般的なゆで卵とは違い、ポンティアコーンの卵は殻を割る際に注意が必要です。机の角や表面で力任せに割ると、スープがこぼれて服が汚れてしまう可能性があります。

卵のスープを飲む

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殻には天然のスープが溜まっており、そのまま口に含んで飲むことができます。このスープは美味しく、栄養もたっぷり含まれているため、卵本体よりも好きという人もいるほどです。

卵の黄身、白身、黒い部分を食べる

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スープを飲み干したら、残りの部分を食べます。スプーンで卵をガリガリ掘り出していきます。殻の中に調味料を入れて、スプーンで混ぜながら掘り進むのも良いですし、スープを飲んでから殻を全部むいてから食べるのもアリです。なかには、グロテスクなひよこの頭のようなものも含まれています。備え付けのソース、ニンニク、ライムなどをつけて、味を引き立たせます。ひと口食べるたびに、アヒルの卵のプリプリとした食感と、調味料の香りが口の中に広がって、まさに美味しい体験が待っています。

ポンティアコーンの味

「孵化直前のアヒルの卵」というインパクトのある見た目と名前ですが、実際の味はあまり特徴的ではありません。ゆで卵に近い味わいで、食感も普通ですが、それでも十分に美味しいです。ニンニクとチリを混ぜ合わせたものや香草、塩コショウ、ライムなどの調味料と一緒に食べることで、より一層の美味しさを引き出せます。

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卵の中には、白身、黄身、そして雛になるための部位である黒い部分の3つがあります。白身は硬く、味も淡白です。黄身は通常のゆで卵と同様のやわらかさと風味を持ちます。そして、黒い部分が最もやわらかく、まろやかで、一番美味しい部分です。成長が進んだ卵では、羽根が気になることがありますが、それでもこの美味しさは堪能できます。

ポンティアコーンを食べよう

いかがでしたでしょうか?ポンティアコーンは、見た目はグロテスクな卵料理ですが、実際に食べてみるとその見た目では想像できない美味しさです。カンボジア人に愛される国民食の一品というのも納得できるかもしれません。カンボジア旅行の際には、ぜひローカルの屋台でポンティアコーンを堪能してみてはいかがでしょうか?一度食べるとやみつきになること間違いなしです。

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