シンガポールは、国土面積が約720㎢と東京23区とほぼ同じくらいという小さな国ですが、様々な人種や文化が交差する国として知られています。そのため、シンガポールにいながらにして異国情緒あふれる場所を訪れることができます。今回は、中国にある世界遺産である「桂林」の景色を感じられる「リトル桂林」をご紹介します。
そもそも桂林とは?
桂林は、中華人民共和国の広西チワン族自治区に位置しています。カルスト地形にはタワーカルストが林立し、まるで水墨画のような美しい景色が広がっています。
この地には、中国を初めて統一した秦の時代から既に2,000年以上の歴史があります。歴史の中で、広東省と広西チワン族自治区を含む嶺南地方の政治・経済・文化の中心地として栄えてきました。
桂林を訪れたら、漓江下りを体験するのがおすすめです。約4時間かけて、⽵江から陽朔までボートで下ると、まるで水墨画のような美しい景色を楽しむことができます。
リトル桂林(Little Guilin)について
「リトル桂林」は、Bukit Batok Town Parkにて見ることができます。かつては花崗岩の採石場として利用されていましたが、現在はシンガポールの自然公園として多くの人々に親しまれています。本場中国の桂林にある花崗岩と同様の美しい景色を生み出しており、多くのシンガポール人が訪れます。
現在は、採石は行われておらず、インドネシアから輸入されています。しかし、雨水によって浸食された採石場は、美しい風景とともに今でも多くの人々に愛されています。シンガポールの中心地からは少し離れていますが、周辺にある建物や緑の景色とのコントラストが美しく、写真を撮るのに最適な場所です。機会があれば、是非足を運んでみてください。
アクセスと詳細
シンガポールの西部、MRT Bukit Gombak駅B出口から出て徒歩約10分の距離にあります。道路を隔てた反対側には住宅地が広がっていますが、非常に静かで落ち着きのある公園です。
駅から近く、入場料は無料なので、気軽に訪れやすいのもポイントです。この隠れた癒しスポットは、お散歩やピクニックなどのレジャーアクティビティに最適です。シンガポールにおいて、リラックスできる貴重なスポットと言えます。
名称 | Bukit Batok Nature Park (Little Guilin) |
最寄り駅 | MRT North South線(赤色ライン)Bukit Gombak駅B出口から徒歩約10分 |
入場料 | 無料 |
リトル桂林を見に行こう
リトル桂林は、シンガポール市街地の喧騒から逃れることができる穴場スポットです。緑豊かな景色や静かな環境は、散歩やピクニックに最適であり、一眼レフを持って写真撮影をする人たちで賑わっています。本場の桂林と同様に美しい花崗岩が織りなす景色が広がり、訪れる人々を癒しの世界に誘います。ぜひ、一度足を運んでみてください。