バンコク三大寺院の見どころとは？タイの仏教文化に触れよう！

2023年6月28日

URLをコピーしました！

タイは仏教国家として知られており、バンコクには数多くの美しい寺院が存在します。その中でも「ワット・プラ・ケオ（エメラルド寺院）」「ワット・ポー（涅槃仏寺院）」「ワット・アルン（暁の寺）」は「三大寺院」と呼ばれ、世界中から多くの観光客が訪れるスポットです。今回は、バンコクにある三大寺院の見どころや魅力を紹介します。タイに訪れる際には、ぜひ寺院巡りも楽しんでみてください。

バンコクの三大寺院

タイで必見の三大寺院を紹介します。たくさんの寺院を巡るのは大変かもしれませんが、バンコクの三大寺院はそれぞれ異なる特徴と印象を持っています。したがって、3つの寺院を巡っても見飽きることはありません。また、三大寺院はバンコクの中心部に位置しており、近い距離にあります。そのため、一度に3つの寺院を回ることができます。仏教国タイの世界観を体感できる貴重なバンコク三大寺院、一度訪れてみてはいかがでしょうか？

ワット・プラ・ケオ（エメラルド寺院）

タイにある王室寺院の中でも、最も格式が高く、多くの観光客が訪れる「ワット・プラケオ」。広大な敷地面積が自慢で、王宮を含めると244,000㎡という驚くべき広さです。そんな広大な敷地内で見逃せないスポットを紹介します。

ワット・プラ・ケオで必見のスポットは、本堂に安置された「エメラルドの仏像」です。見た目はエメラルド色ですが、実際は翡翠でできた仏像で、タイでも最も信仰を集める存在とされています。観光客だけでなく、タイや東アジア諸国からも多くの仏教徒が参拝に訪れる場所です。

また、このエメラルド仏は年に３回、国王自らが手掛ける衣替えを行っており、その衣装は同敷地内にあるワット・プラ・ケオ博物館で展示されています。本堂とは異なる魅力を持つ博物館で、至近距離で衣装を見ることができるので、時間が許す限り立ち寄ってみてください。

本堂とは反対側にある、石のテラス上に現れる「アンコール・ワット」も見逃せません。こちらは、実物そっくりに作られたアンコール・ワットの模型で、19世紀のラーマ4世がカンボジアの美しさに感銘を受けて作らせたと言われています。

入場料は一人500バーツ、日本円にして約1,500円と少し高めですが、同敷地内にある王宮と一緒に鑑賞できるので、見る価値は十分にあるでしょう。

ワット・ポー（涅槃仏寺院）

ワット・プラケオから徒歩約15分の距離に、バンコクで最古かつ最大の敷地を誇る王室寺院であるワット・ポーがあります。この寺院は、巨大な黄金の涅槃仏が有名な場所で、全長46メートル、高さ15メートルという驚くべき大きさの仏像は、訪れた人を圧倒することでしょう。仏様の足には、バラモン教の宇宙観を反映した108の絵が描かれています。ワット・ポーは開館時間は8:00から18:30までとなっていますが、大寝釈迦仏を拝観できるのは16:00までとなっています。入場料は100バーツ（約300円）です。

また、ワット・ポーはタイ古式マッサージの総本山としても知られています。ワット・ポー内には2か所のマッサージ場があり、地元の人から外国人観光客まで多くの人々が訪れます。施術はワット・ポー伝統医学校の生徒さんたちによって行われており、日本を含め世界中から多くの人々が学びに来ています。

ワット・アルン（暁の寺）

ワット・ポー近くの船着場から、渡し船に乗って約5分で、バンコクの有名寺院であるワット・アルン（暁の寺）に到着します。ワット・プラ・ケオやワット・ポーとは異なり、ワット・アルンの敷地面積は比較的小さいですが、見どころ満載です。

ワット・アルンのシンボルである高さ75mの大仏塔は、四方に階段があり、中央部のテラスに上ることもできます。ただし、階段はかなり急勾配なので、高所恐怖症の人には注意が必要です。階段を上り下りする際は、手すりにしっかりとつかまって進んでください。テラスに到着すると、目の前にチャオプラヤー川を望む絶景が広がります。

ワット・アルンの本堂には、なんと120体もの仏像が安置されています。ワット・アルンのご本尊アルン像の顔は、ここに眠るラーマ2世自らの手で掘られたと伝わっています。ワット・アルンの入場料は、50バーツ（約200円）です。また、「暁の寺」としても知られており、夕日に染まる美しいシルエットはバンコク旅行の必見スポットです。