タイのバンコクには、エメラルド寺院やワット・ポーなど、王宮周辺にある煌びやかな寺院に多くの観光客が訪れます。しかし、その中でもワットパクナムは、地元のタイ人々が多く集まるローカルなエリアにあり、観光客にはあまり知られていませんでした。実は最近までワットパクナムの名前を知らなかった人も多いかもしれません。今では、インスタグラムで注目され、SNS映えする美しい寺院として有名です。この記事では、ワット・パクナムの魅力についてご紹介しましょう。
ワット・パクナム・パシーチャルン
ワット・パクナムは、チャオプラヤー川の西側、トンブリ地区にあるお寺です。寺院内には、エメラルド色の仏塔と壮大な天井画があり、その美しさがインスタグラムなどのSNSでも話題になっています。
ワット・パクナムの歴史
タイのアユタヤ王朝時代の中期(1488~1629年頃)に建立され、タイ国王ラーマ3世の治世中に王室寺院に指定された由緒あるお寺です。この寺院は、長い歴史を持ち、その美しさや文化的な価値が多くの人々に愛されています。
SNSで話題となったのは、2012年に完成した白亜の大仏塔です。大仏塔の内部には、展示室や瞑想の場などがあります。特に5階にあるエメラルドの仏塔(仏舎利奉安塔)と天井画は、その美しさから多くの人々が訪れています。この大仏塔は、タイのプミポン国王(ラーマ9世)と王妃の72歳の誕生日を祝うために建てられたものであり、建立には8年の歳月がかかりました。
ワット・パクナムの由来
ワット・パクナムの正式名称は、ワット・パクナム・パシーチャルン。ワットはタイ語で寺院、パクはタイ語で口、ナムはタイ語で河を意味します。直訳すると河口の寺院という意味になります。運河の近くに建設されたため、名付けられました。
パシーチャルンあ、ワット・パクナムのあるエリアの名前です。また、ラーマ5世の時代には、ワット・パクナムすぐ近くにある運河の通行料を徴収するために、パシーチャルン水門が作られました。そのため、この寺院はワット・パクナム・パシーチャルンとして知られるようになりました。
エメラルド色の仏塔と壮大な天井画
ワットパクナム寺院にあるエメラルドの仏塔は、ガラス張りの美しい建造物で、タイの伝統的な建築様式をモダンにアレンジしたデザインが特徴的です。
塔の周りには、ガラス製の竜が飾られ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。また、仏塔の内部には、菩提樹と仏陀の一生を描いた天井画があり、色彩豊かな宇宙の星々の描写が特徴的です。
ワットパクナム寺院を訪れる際には、ぜひこの美しい建造物を見逃さずに、写真に収めることをおすすめします。
ワット・パクナム参拝時には注意
ワット・パクナムを参拝する際には、以下を注意点してください。
着ていく服装
ワット・パクナムに限らずタイの寺院に参拝するときは、できるだけ肌を露出しない服装を心がけるようにしましょう。極端に露出の高い服装でない限り特に問題はありませんが、タンクトップやショートパンツなどの露出度の高い服装は避けましょう。観光客であっても、地元の人々が尊重されるような服装を心がけることが大切です。
履いていく靴
入り口で靴を脱いで参拝することとなるので、簡単に脱げる靴を履いていくことをおすすめします。靴のルールは特にないので、サンダルでの参拝でも問題はありません。脱いだ靴やサンダルは、ビニール袋にいれて持ち運びができるので、盗難の心配もありません。
参拝時はお静かに
お寺の中では静かに落ち着いた態度で過ごしましょう。お寺は仏教における重要な場所ですので、他の参拝者に迷惑をかけないように心がけましょう。写真を撮る際も、ジャンプや走り回るなどの行為は控え、周りの人々の妨げにならないよう注意しましょう。
ワット・パクナムを見に行こう
いかがでしたか?ワット・パクナムは、タイの伝統的な建築様式が美しく映える寺院として、大変人気のある寺院です。美しい天井画が描かれた壮大な空間には、エメラルド色の仏塔が圧倒的な存在感を放っています。この寺院に足を踏み入れると、素晴らしいタイ文化と仏教のパワーを体感できるはずです。