バリ島の自然美を満喫するための隠れた楽園、ウブド。このバリ島の観光地は、クタやスミニャックとは一味違った魅力を持っています。車で2時間ほどの距離にありながら、ウブドはその広大な自然と魅力的な観光スポットで多くの旅行者を魅了しています。今回は、ウブドでの滞在を充実させるために訪れるべき絶対のおすすめ観光スポットを8つご紹介します。ウブド初心者の方も、ぜひ王道の楽しみを体験してみてください!
ウブド王宮:歴史と美の調和
ウブド観光の拠点ともいえる「ウブド王宮」、正式には「サレン・アグン宮殿」としても知られています。ウブド市街の中心に佇むこの王宮は、その赤いレンガの門が特徴で、ウブドの象徴ともいえます。
美しさの中の歴史
ウブド王宮に足を踏み入れると、周囲の喧騒が一変し、神聖な雰囲気に包まれます。ここでは壮大な建築物と繊細な彫刻が調和し、その美しさに息をのむことでしょう。建築とディテールの両方に注目して、歴史と美を感じてみてください。
民族舞踊の魅力
ウブド王宮では夜になると、伝統的な民族舞踊のイベントが行われ、多くの人々でにぎわいます。静かに見学したい方には、朝の早い時間帯がおすすめです。そこで、歴史的な遺産に触れる素晴らしい機会を楽しむことができます。
ウブド王宮(プリサレン・Puri Saren Agung)は、ウブドの中心部にあり、かつての王政時代の面影を今に伝える場所です。現在でも一部が王族の住まいとして使用されており、当時の壮麗な生活様式を垣間見ることができます。一般公開エリアでは伝統的な舞踊公演も行われ、ウブドの観光スポットとして賑わいを見せています。ウブドを訪れた際には、ウブド王宮を訪れて歴史と美の調和を感じてみてください。
テガララン・ライステラス:ウブドの絶景スポット
ウブドの北、約8キロに位置する小さな村、テガララン村に広がる「テガララン・ライステラス」は、観光客にとって魅力的なスポットとして、バリ島を代表する観光スポットの一つです。その理由は、手頃な規模、アクセスの良さ、そしてバリ島で最も美しい景色が広がっているからです。
緑の階段絶景
テガララン・ライステラスは、ウブドの中心から北へ約8キロの距離に広がる美しい棚田です。この素晴らしい景色は、毎日多くの観光客を魅了しており、バリ島を訪れた際には外せないスポットの一つです。
カフェでの贅沢なひととき
ライステラスを見下ろす場所には、風光明媚なカフェやレストランも点在しています。オープンエアのカフェでランチやティータイムを楽しむことができ、美しい景色を眺めながら贅沢なひとときを過ごすことができます。ティータイムに立ち寄るのもおすすめです。
民芸雑貨の宝庫
テガララン村は、多くの民芸雑貨工房が点在することでも知られています。ライステラスからウブドに戻る途中には、木彫りの店、ガラス細工の店、鏡の店など、さまざまな工房が並んでいます。ここで手に入るお土産品は、一般のお土産店よりもリーズナブルで、バリ島の素晴らしい工芸品を手に入れるチャンスです。
テガララン・ライステラスは、美しさとアート、そして自然を楽しむための最適な場所です。バリ島観光の際には、ぜひ足を運んでみてください。
キンタマーニ高原: バリ島の美しい山岳地帯
キンタマーニ高原は、バリ島北東部に広がる高原地帯で、バトゥール山、アグン山、そしてバトゥール湖の壮大な景色を一望できる場所です。標高1500メートルに位置しているため、空気は澄んでおり、心地よい気候が楽しめます。キンタマーニ高原に行く際は、肌寒いことを考慮して1枚上着を持って行くのがおすすめです。
絶景と美食を楽しむ
キンタマーニ高原では、絶景を楽しみながらビュッフェスタイルの食事が楽しめる展望レストランが複数あります。観光ツアーの一環として、ここでのランチが提供されることもよくあります。景色を眺めながら食事を楽しむ贅沢なひとときを味わうことができます。
自然の美に囲まれた特別な場所
キンタマーニ高原は、バリ島の南国の風景とは異なり、少し特別な雰囲気を持っています。周囲にはバトゥール湖やバトゥール山をはじめとする自然の宝が広がり、晴れた日にはバリ島最高峰のアグン山を一望できることが特徴です。
キンタマーニ高原へのアクセスは、公共交通機関では難しいため、基本的に車やバスを利用します。ングラライ空港からは車で約3時間、デンパサールの中心からは1時間ほどの距離にあります。タクシーをチャーターするのが便利ですが、旅行会社のツアーを利用するのも良い選択肢です。
キンタマーニ高原は、バリ島の山岳地帯の美しさと自然の魅力を楽しむための特別な場所です。美食と絶景を同時に楽しめるこの場所は、バリ島を訪れた際には見逃せない観光スポットの一つです。
ゴアガジャ:ウブドの神秘的な古代遺跡
ウブドの東、約4キロに位置する「ゴアガジャ(Goa Gajah)」は、11世紀ごろに建てられた古代の遺跡です。この神秘的な場所は、なぜ建設されたのか正確には分かっていませんが、僧侶たちが瞑想や修行を行った場所とされています。
象の洞窟
「ゴアガジャ」の名前は、「ゴア(Goa)」が「洞窟」、「ガジャ(Gajah)」が「象」を意味し、その組み合わせで「象の洞窟」という意味です。この名前の由来は、14世紀にこの遺跡を発見したオランダ人が、巨大な象の石像に見えたからと言われています。象の彫刻が遺跡の一部として残っており、その存在感は圧倒的です。
神秘的な洞窟
ゴアガジャ遺跡内には、1923年に発見された有名な洞窟があります。この洞窟の中には、ガネーシャ神と、ヒンドゥー教の三大神(シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマ)が祀られています。洞窟内の壁には、美しいレリーフが掘られており、その細部にまで神話や宗教の物語が描かれています。
ゴアガジャは、ウブドの歴史と宗教的な重要性を示す貴重な遺跡であり、バリ島を訪れた際にはその神秘的な雰囲気を体験するべきスポットです。遺跡を訪れる際には、露出の控えめな服装やヘッドカバーを持参することが望ましいです。
ティルタエンプル:ウブドの「聖なる泉が湧く寺院」
ウブドの北、タンパクシリンに位置する「ティルタエンプル寺院(Tirtha Empul)」は、バリ島でも有名な寺院の一つで、「聖なる泉が湧く寺院」として知られています。この寺院に湧き出る泉は、バリの伝説に登場する神話的な場所で、その起源には魔王マヤ・ダナワとインドラ神の戦いが結びついています。
不老不死の水アメルタ
伝説によれば、962年に発見された泉は、インドラ神が大地を杖で突いたことで湧き出し、その水は不老不死の力を持つ「アメルタ」として崇拝されています。寺院の外には、泉の水を引いた沐浴場があり、祭礼の際には多くのヒンドゥー教徒がここで清めの儀式を行い、祈りを捧げます。観光客もまたこの聖なる水に触れ、バリの霊的な体験をすることができます。
無病息災の聖水
ティルタエンプルの泉から湧き出る聖水は、無病息災の力があると信じられています。バリ島の信者たちは、聖水をペットボトルやポリタンクに詰めて持ち帰り、家族や友人に分け与えることがよくあります。
外国人観光客への注意
ティルタエンプル寺院での沐浴(ムルカット)はバリの文化体験の一環として人気があり、最近では外国人観光客も増加しています。外国人でも沐浴は可能ですが、ルールとマナーを守ることが重要です。また、バリ人の友人やガイドが同行すると安心です。沐浴する場合、サロン(Rp10.000でレンタル可能)が必要で、着替えも持参することをお忘れなく。泉の中で清めを受ける貴重な体験を楽しんでください。
ウブド市場:お土産探しの楽園
ウブドの中心地に位置する「ウブド市場(Pasar Ubud)」は、バリ島を訪れた観光客にとってお土産探しの楽園となる場所です。ここでは、バリ島の代表的なお土産物が所狭しと並び、雑貨、衣類、アクセサリーなど、豊富な品揃えが魅力です。
お土産物の宝庫
ウブド市場には小さなお土産物屋さんが軒を並べ、その中にはバリの伝統的な商品がびっしりと並べられています。ここで手に入らないものはほとんどありません。お土産物はほとんどが定価表示がなく、値段交渉が必要です。値段交渉も市場でのお買い物の楽しみの一つです。
朝市も楽しもう
ウブド市場は、地上2階と地下1階の近代的な建物になっており、地階では朝市が開催されています。朝市は地元住民のための市場で、早朝から活気づきます。食材や生活必需品、宗教関連の物など、多種多様な商品が並びます。朝市は朝05:00ごろから営業しており、バリの地元文化を体験できる貴重な場所です。
観光客向けのおみやげ物市場
地上階は観光客向けのおみやげ物市場で、民芸品、アクセサリー、服などが並びます。観光客がお土産を探しに訪れ、商品の価格は全て交渉次第。最初の値段は高く提示されることが一般的ですが、値段交渉ができる楽しみも市場の魅力の一つです。
ウブド市場は観光客の皆さんがお昼ごろに訪れることが多いですが、早起きして地階の朝市を覗いてみるのもおすすめです。新鮮なフルーツ、お惣菜、お菓子などが並び、バリの朝の活気を感じることができるでしょう。市場でのお買い物を楽しんで、バリ島の思い出を持ち帰りましょう。
モンキーフォレスト:ウブドの自然とサルとのふれあい
ウブドの街中から南へ20分ほど歩いた場所に広がる「モンキーフォレスト」は、自然とサルとのふれあいが楽しめる魅力的なスポットです。もしタクシーやバイクで向かう場合は、緑色の屋根のインフォメーションセンターが目印です。
自然の中で心落ち着くひととき
モンキーフォレストを訪れると、ウブドの繁華な街中とは異なる雰囲気に包まれます。自然保護区内を散策すれば、都会の喧騒を忘れ、心地よい静けさと緑に囲まれた穏やかな時間を楽しむことができます。
サルとのふれあい
その名の通り、モンキーフォレストにはたくさんのサルが生息しています。時折、サルたちは物陰から現れ、訪れた人々を楽しませたり驚かせたりします。サルたちに餌やりを楽しむこともできますが、注意が必要です。食べ物や貴重品を持ち歩く際は注意しましょう。
文化と歴史
モンキーフォレストにはシヴァ神を祭る寺院である「プラ・ダラム・アグン」があります。新月の日には地元の住民たちが訪れ、寺院に参拝します。また、この森には「死者の寺」としても知られており、一時的に遺体を埋葬する墓場が存在します。夜になると森の中の細い道を使うことを避ける人もおり、幽霊の噂も耳にします。
モンキーフォレストは、ウブドの自然と文化が交差する神秘的な場所です。訪れる際は自然とサルとのふれあいを楽しむと同時に、その歴史と文化に触れることもできるでしょう。
プセー寺院:ウブドで楽しむケチャのショー
バリ島での素晴らしい体験の一つが、民族ダンス「ケチャ」のショーです。有名なケチャのショーは場所が遠かったり予約が難しかったりしますが、ウブドでは手軽にローカルなケチャのショーを楽しむことができます。
プセー寺院でのケチャのショー
ウブドでケチャのショーを楽しむなら、「プセー寺院」がおすすめです。ここでは、木曜日と日曜日にケチャのショーが行われています。ただし、他の寺院でも各曜日に様々なケチャのショーが行われていることがあります。その日のイベント情報やスケジュールは、インフォメーションセンターで入手できますので、ウブドでローカルなケチャのショーを楽しむ計画を立ててみてください。
ウブドのプセー寺院でのケチャのショーは、バリ島文化の魅力を存分に堪能できる貴重な体験です。ぜひ、現地の雰囲気を楽しみながら、ケチャの神秘的な世界に触れてみてください。
バリ島の自然と文化を満喫しよう
ウブドの魅力的な観光地を訪れると、バリ島の素晴らしさが広がります。美しい自然、文化、そしてアートが融合するこの場所で、忘れられない体験が待っています。ウブドはバリ島観光の中心地と言えるでしょう。観光名所8ヶ所を巡り、バリの魅力に触れましょう。自然愛好家、アートファン、歴史に興味がある人々にとって、ウブドは魅力的な冒険の場となるでしょう。次回のバリ島旅行では、ぜひこれらのスポットを訪れてみてください。