香港旅行の必見!天壇大仏がそびえるゴンピン(Ngong Ping)の魅力

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香港の美しいランタオ島には、世界最大級の屋外大仏があります。その大仏と周辺の広大な禅寺を訪れる旅は、心豊かな体験ができます。アクセスは、絶景のゴンピン360のケーブルカーに乗って楽しむことができます。自然と文化が融合したこのスポットで、穏やかな時間を過ごしてみませんか?

目次

天壇大仏とは?

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香港のランタオ島昂坪(Ngong Ping | ゴンピン)に位置する宝蓮寺の一部として、天壇大仏(てんだんだいぶつ)がそびえ立っています。天壇大仏は、香港の仏教信仰の中心地であり、多くの人々が訪れる観光名所でもあります。

この立派な大仏は、1993年12月29日に完成しました。その高さは34メートルにも及び、銅片202枚で構築されています。驚くべき重さの250トン以上を持つ天壇大仏は、その存在感と美しさで多くの人々を魅了しています。

天壇大仏を訪れる際には、二つの方法があります。一つは268段の階段を登ること、もう一つは曲がりくねった車道を通ることです。どちらの方法を選んでも、大仏のある高台へたどり着くことができます。

大仏の周辺には美しい景色や静寂な雰囲気が広がっており、訪れた人々に穏やかな時間を過ごさせてくれます。特に子供たちにとっても、大仏の存在や仏教の文化に触れることは貴重な経験となるでしょう。

香港の天壇大仏は、その壮大な姿と精神性によって多くの人々を魅了し続けています。ぜひ訪れて、香港の仏教文化と美しい景観を堪能してみてください。

天壇大仏のデザインと特徴

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香港の天壇大仏は、世界的に有名なハイテク企業である中国航天科技部によってデザインと製作が行われました。大仏の建設は1989年12月2日に完了しましたが、周辺の整備に時間がかかり、開眼供養は1993年12月29日に行われました。

天壇大仏は、202枚の銅片を組み合わせて作られています。その内訳は、体が160枚、蓮華座が36枚、そして雲頭が6枚です。大仏の全高は約34メートルであり、台座を含めた重さは約202トンにもなります。

世界には有名な大仏がいくつもありますが、天壇大仏もその一つです。実は、天壇大仏は世界で2番目に大きなブロンズの屋外大仏なのです。奈良の東大寺の慮遮那仏や鎌倉の長谷寺の阿弥陀仏と並び、その威厳ある姿勢と美しさで多くの人々を魅了しています。

この壮大な大仏は、細部まで精巧に作られており、その美しさと存在感は圧巻です。大仏のデザインは、伝統とモダンな要素が融合した独自のスタイルを持っており、多くの人々を魅了しています。

天壇大仏の顔と衣紋

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香港の天壇大仏は、龍門石窟の盧遮那仏の顔と敦煌石窟の釈迦牟尼像の衣紋を参考にして作られました。そのため、大仏の顔は満月のような優しさを湛えており、特筆すべきは長い耳たぶが肩まで伸びていることです。おでこは広く、眉は滑らかな三日月のような曲線を描いています。また、胸には卍(まんじ)マークが飾られています。

大仏の顔は重さ5トンで、その表面には2000グラムの黄金が使われています。このため、太陽の光を浴びると顔が輝きます。その穏やかな表情は、見る人々に不思議な気持ちを与え、嫌なことやストレスから解放されるような心地よさをもたらします。

天壇大仏の顔と衣紋は、細部までこだわって作られており、その美しさと緻密さには感動を覚えることでしょう。訪れる人々は、大仏の顔を見つめることで心が癒され、平和な気持ちになることができます。

天壇大仏の座り方

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香港の天壇大仏は、「全跏(ぜんか)」または「正跏(しょうか)」と呼ばれる座り方をしています。この座り方は、釈迦様が菩提樹の下で修行し、悟りを開いたときの姿勢とされています。

全跏とは、足を組み合わせてお膝の上に乗せ、膝を広げて座る姿勢です。大仏はこの姿勢で座っており、非常に威厳があります。この座り方は、仏教の修行者たちが悟りを求める際に用いる姿勢でもあります。

天壇大仏の座り方は、釈迦様が悟りを開いたときの姿を再現しています。この姿勢は、深い静寂と内省を表現しており、多くの人々に心の平穏をもたらしてくれるでしょう。

大仏の座り方は、その姿勢からも香港の仏教の精神や教えを感じることができます。訪れる人々は、大仏の座り方をじっくりと観察し、心の中に静けさと平和を感じてみてください。

天壇大仏の手の印相

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香港の天壇大仏は、右手と左手にそれぞれ特別な手の印相を持っています。これらの印相には深い意味が込められており、訪れる人々に心の平安と希望を与えてくれます。

大仏の右手には、「施無畏印(せむいいん)」と呼ばれる手の印相があります。この印相は、相手に対して恐れずに接することを励ます意味があります。右手を掲げた大仏は、優しさと勇気を持って人々を迎え入れる姿勢を表現しています。

一方、大仏の左手には、「予願印(よがんいん)」と呼ばれる手の印相があります。この印相は、左手を足の上に載せ、手の平を上向きにし、指をやや曲げる形です。予願印は、皆を歓迎し受け入れるという意味を持ちます。大仏はこの手の印相で、温かさと包容力を表現しています。

大仏の手の印相は、訪れる人々に対して様々なメッセージを伝えます。右手の施無畏印は勇気や思いやりを促し、左手の予願印は皆を歓迎し受け入れる姿勢を示しています。これらの印相を見ることで、大仏からの慈悲と広大な愛を感じることができるでしょう。

天壇大仏の向いている方向

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天壇大仏は、他の多くのお寺や仏像とは異なる特徴的な向きを持っています。晴天の朝でなければ顔がはっきり見えないと言われているのは、実は理にかなった理由があるのです。

一般的に、お寺や仏像は南を向いていることが多いですが、天壇大仏は逆に北方向、つまり北京の方向を向いて座っています。なぜでしょうか?風水師からのアドバイスによると、北を向くことで良い風水のエネルギーを受けることができるとされています。しかし、実際の理由はもっと深い意味を持っています。

天壇大仏が北を向いているのは、「面向祖国、面向母親(祖国へ、母親へ)」を象徴しているからなのです。大仏は祖国への敬意と感謝の念を表し、母親への愛と尊敬を示しています。この向きは、香港の人々にとって特別な意味を持ち、心に響くのです。

天壇大仏の向きは、ただ風水や方角の問題だけではなく、深い思いが込められています。それは祖国への愛と敬意、そして母親への感謝と尊敬です。天壇大仏を訪れる際には、その向きに心を寄せてみると、より一層の感動と意味を感じることでしょう。

天壇大仏へのアクセス方法

天壇大仏へのアクセス方法はいくつかありますが、中でも最も簡単かつ迅速な方法は「昂坪360」を利用することです。以下に主なアクセス方法をご紹介します。

フェリーとバスを利用する方法

セントラル6號碼から梅窩行きのフェリーに乗り、到着後に2番のバスに乗ると天壇大仏へ向かうことができます。この方法は経路が少し複雑ですが、フェリーとバスを利用することで香港の美しい景色を楽しみながら大仏への道程を進むことができます。

バスを利用する方法

MTR東涌駅B出口から出て、23番のバスに乗ることもできます。この方法は比較的シンプルで分かりやすく、バスに揺られながら天壇大仏へ向かうことができます。

昂坪360を利用する方法

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MTR東涌駅B出口から出て、昂坪360(ケーブルカー)に乗ると、空中散歩をしながら大仏への道程を楽しむことができます。昂坪360はスリル満点の体験であり、香港の美しい景色を一望できる絶好の機会でもあります。

上記の方法から、あなたに最も合ったアクセス方法を選び、香港の天壇大仏へ訪れてみてください。美しい景観と静寂な空間が、心を癒し、感動を与えてくれることでしょう。

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まとめ

香港の天壇大仏は、その優れたデザインと迫力ある姿で、観光客や信仰者の心を打ちます。ぜひ訪れて、その壮大な姿を目の当たりにしてください。天壇大仏は、香港旅行の魅力的な一部となることでしょう。

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